ロードバイクに乗っていると、音楽を聴きたいなと思ったことはありませんか?
ヒルクライムで自分と戦っている時、ロングライドをしている時
ロードバイクは孤独な人にもピッタリな趣味・スポーツですが、寂しくなる時があるものです。
イヤホンは当然だめだし、ワイヤレススピーカーは恥ずかしいし迷惑。
そんなサイクリストを救うかのように登場した製品が、AfterShokz Aeropex。
近場でのゆるポタはもちろん、200km越えのロングライドでも、土砂降りのゲリラ豪雨でもAfterShokz Aeropexを使用してみました。
トータルで1000kmはAeropexを装着して走行したと思います。
今回のブログ記事では、実際に様々な過酷なシチュエーションで使用してみて、ロードバイク×Aeropexに焦点を合わせたレビューをします。
「この記事はこんな人におすすめ」
- ロードバイクに乗りながら音楽を聴きたい人
- ロードバイク用の骨伝導イヤホンを探している人
- AfterShokzのどのモデルを選ぶか迷っている人
骨伝導イヤホンとは
鼓膜を通して音楽を聴く従来のイヤホンとは異なり、骨伝導イヤホンは直接脳に音を伝えます。
この仕組みにより、外部の環境音が聞こえる状態で音楽を聴くことが可能です。
その為、ロードバイクやクロスバイク等のスポーツバイクでのサイクリングにピッタリです。
そしてこの骨伝導イヤホンのパイオニア的ブランドがAfterShokz です。
買うならどのモデル?
AfterSHokzから現時点で3モデル発売されています。
AfterShokzのラインナップ
- Aeropex
- OPENMOVE
- Air
ここで迷うのが「どのモデルを選ぶか」ということでしょう。
断言しましょう。
買うなら絶対にAeropexです。
店頭でかなり聴き込んで比較したので間違いありません。
2万円弱と安い製品ではありませんが、相応の価値は確かにあります。
理由は2つ
①骨伝導イヤホンで最もバッテリー持ちが良い
AfterShokz Aeropexのバッテリー継続は8時間です。
他の機種は全て6時間です。
差は2時間。
確かにランニング等のスポーツなら6時間で必要十分ですが、ロードバイクは違います。
早朝から夜まで、サドルの上で過ごすこともあります。
10時間や12時間、下手するとさらに長時間走ることがあります。
スマホやサイコンと違い、骨伝導イヤホンはポケットや小さなサドルバッグに収納できるサイズではないので、充電しながら走行することは困難です。
ですので可能な限り、バッテリー継続時間が長いモデルを選ぶべきだと考えています。
バッテリー継続時間が最長であることが私は決め手でした。
実際に使用してみても、この判断は正解でした。
②唯一無二の快適な装着感
私自身がAeropexに決めたもう一つの理由は、装着感の良さです。
Aeropexは一発で装着位置が定まるのですが、Openmoveはシックリくる装着位置が中々見つかりません。
Aeropexを購入したほうがストレスフリーであると感じました。
この装着感の差の原因は、重量やサイズ感の違いではないかと推測しています。
OpenmoveはAeropexと比較するとサイズが一回り大きく、重量も2gですが重くなっています。
AfterShokz Aeropexの装着感や干渉
Aeropex単体での装着感
上記でも触れたように、非常に快適です。
ロングライド等の長時間の装着でも、痛みや疲れを感じたことはありません。
汗蒸れも注意を払えば気付く程度で、全く気になりません。
ヘルメットやアイウェアとの干渉について
ヘルメットやアイウェア等の干渉についてですが、全く干渉しません。
また、非常に目立ちにくいので「スマートにロードバイクに乗りたい」という方も、気にならないと思います。
実際に装着して走行
停止時
休憩中など、全く動いていない状態であれば非常にクリアに音楽を聴くことができます。
幹線道路等の大通り走行時
大通り走行時はあまり聞こえません。
シャカシャカ聞こえるだけで、音のディテールが失われてしまいます。
音量を上げれば辛うじて聴くこともできますが、健康面が不安になりますのでやらないほうが賢明かと思います。
交通量の少ない道路走行時
交通量の少ない道路では、比較的音楽を楽しむことができます。
音楽を聴きながらドライブをするような心地よさと似ています。
ヒルクライム
私的には、一番の活躍シーンです。
平坦に比べると速度も落ちますし、山の中は大抵交通量が少ないですので、非常にクリアに音楽を聴くことができます。
なにより、ヒルクライムは孤独な闘いですが、好きな音楽を聴きながら登ることで闘志がみなぎります。
音楽のリズムに合わせてダンシングをするのも、良いスパイスになります。
一番「買ってよかった!」と思えるシーンです。
ダウンヒル
ダウンヒルに関してですが、これに関しては全くダメです。
風切り音が大きいですし、なによりダウンヒル中は音楽を楽しむ余裕がありません。
強風時
ダウンヒル時と同じく、風切り音の影響で音楽を楽しむのは困難です。
防水性能
Aeropexの防水性能ですが、「IP67」となっております。
IP67とは
IP67とは、「防塵性能は6級で、防水性能は7級」ということ。
防塵性能6級→粉塵が内部に侵入しない
防水性能7級→規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない
このことから、ロードバイクで使用する分には「無敵」と言えます。
雨の日も猛暑で汗だくになる日も、安心して使用することができます。
実際に豪雨時に使用してみました
走行中に偶然豪雨に遭遇したので使用してみました。
特に不具合は発生していません。
気になるAeropexのバッテリー持ち
骨伝導イヤホンの気になるポイントがバッテリー持ち。
音楽が聴けても、バッテリー持ちが悪ければ意味が有りませんからね。
AfterShokz Aeropexですが、公式発表のバッテリー駆動時間は8時間です。
AfterShokzラインナップでは最長のバッテリー持ちです。
また、たった2時間でフル充電できるので、バッテリーに関して気になる点は特にありません。
ロングライドで使用してみた感想
私が使用した限り、実際にはさらにバッテリー持ちが良いです。
西伊豆スカイラインを走った際、充電することなく10時間ほど走行しましたが、バッテリーは切れませんでした。
また、充電速度が早いことも大きなメリットでした。
しまなみ海道から関西の自宅まで、14時間かけて自走した際も、食事中に30分ほど充電することで最後まで使用することができました。
休憩の際に充電すれば、バッテリー切れを起こすことなく使用することができます。
距離に関わらず、バッテリーに関しては不安要素はありません。
Aeropex購入のメリット
ロードバイクに乗りながら音楽を聴ける
強風時やダウンヒル中などは音楽を聴くことは困難ですが、それ以外のシーンではストレスなく音楽を聴くことができます。
実際には音楽にそれほど意識が向くことはないのですが、夜のロングライドなどで精神的にきつい時に、メンタルを陰で支えてくれます。
孤独感を打ち消すことができる
上記で述べたこととダブりますが、やはり精神的にきつい時の支えになります。
夜通しのロングライド等で心細い時などに助けになります。
Aeropex購入のデメリット
自然が生み出す音に意識が向かない
ヒルクライムをしていると、木々が揺れる音や鳥のさえずりが聞こえてきます。
ですが、音楽を聴くとどうしても音楽に意識が向いてしまいます。
いつも走る道であればそれでも良いかもしれませんが、初めて行く道などは勿体無いかもしれません。
私はそういう時だけ、音楽を止めて自然を楽しむことにしています。
買って大満足
Aeropexは、2021年度買ってよかったものランキングトップです。
走るときは常にAeropexを装着しています。
それぐらい今では欠かせないものになっています。
今のご時世ではグループライドが難しく、一人で走ることが多いです。
また、一人で走る方もいるでしょう(私もそうです)。
好きな音楽を聴きながら走るのは、音楽を聴きながらドライブをしているのと似た爽快感がありますよ。
まとめ
「今回のブログ記事のまとめ」
- 音質は骨伝導イヤホンとしては良好
- 安くは無いが、最高の製品
- メンタルがきつい時の砦になる
- 買って後悔はしない
ロードバイクで使う骨伝導イヤホンを探しているならAeropexで間違いありません。
ライドのクォリティーがさらに高まりますよ。
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