今回はジュニアギアについて語る記事です。
LOOKをロングライド専用バイクにすると決めた時点で、ジュニアギアを導入しようと考えました。
今までクロスレシオな12-25のスプロケットを愛用してきましたが、28Tを使いたいと思うようになったkらです。
12-25の組み合わせは、平坦では非常に心地よく段階的に加速することができますし、ある程度の登坂であれば25Tでも大丈夫です。
でもロングライドにヒルクライムはつきもの。
先が長いロングでは如何にパワーを使わないかが肝になると勝手に思っています。
クルクルと回して心肺で坂をクリアするべきだと考えました。
最終的に
「クロスレシオ」×「28T」=ジュニアギア
という考えにたどり着きました。
そこで今回は、14-28のジュニアギアを使用してみてのインプレ、感想を綴ります。
ジュニアギアとは
ジュニアギアとは、本来は怪我防止目的のギア比制限に対応するためのスプロケットです。
自転車競技をしている若い人たちが付けている印象です(中の人も若いよ・・・)
現行ラインナップではR8000アルテグラの14-28T「ジュニアギア」に該当します。
ジュニアギアの導入して感じたメリット
ジュニアギアによる恩恵は、主にクロスレシオによるものです。
人気な11-28のスプロケットと構成を比較してみます。
- 11-28
11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
- 14-28
14-15-16-17-18-19-20-21-23-25-28
21T以降の歯数は同じですが、21T以前の構成が異なります。
14ー28のジュニアギアの方が14T~21Tが1T違いで構成されており、クロスレシオになります。
①スムーズに加速できる
隣り合うスプロケットの歯数の差が小さければ小さい程、変速時のケイデンスの上下が小さくなります。クロスレシオの長所です。
これにより、1枚ずつ細かく変速することで、巡航速度までスムーズに加速することができます。
結果として脚を労わることができます。
②最適な歯数が存在する
例えば平地巡航と言っても、完全に無風で平地という状況はレアです。
向かい風だったり、少し坂道だったりで、微妙に速度が上下します。
そんな時でも、1T刻みのジュニアギアなら最適な歯数があるので、細かく変速することでよりマッチした歯数を選択することができます。
②28Tが使える
私は上でも書いたように、クロスレシオなギア構成が大好きです。
- クロスレシオ
- 28T
この両方を兼ね備えたスプロケットはジュニアギアだけなのです。
ジュニアギアを使う上で懸念していたこと
ジュニアギアは一つだけデメリットがあります。
下りではギアが足らなくなる
トップが14T なので、どうしてもダウンヒルでは回り切ってしまいます。
実際に使ってみても、回り切ってしまう場面が多々あり、もどかしい気分になります。
これがジュニアギアの唯一のデメリットだと思います。
実際に使用してみて
ロングライドで使用するスプロケットとしては「悪くない」チョイスだと考えています。
デメリットも感じますが、「脚を労わる」ということを最優先事項にするならメリットの方が大きいと感じています。
また、私はロングライドでは30km/h前後で走っていますが、この速度域で走る方だとドンピシャだと思います。0加速から30km/hにに持って行くまでがジュニアギアのスイートスポットな感じがします。
成人で使用している方は多くないですが、ゆるポタが好きな方、ロングライド派の方には有用なスプロケットだと思います。
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